デフテニス世界選手権優勝を知事に報告 鈴鹿出身の菰方選手
2月7日付け中日新聞を紹介します。
https://www.chunichi.co.jp/article/849977
ギリシャで昨年9月、聴覚障害がある選手による「デフテニス」の世界選手権大会が開かれ、鈴鹿市出身の菰方(こもかた)里菜選手(21)=同志社大3年=が優勝した。菰方選手は今月5日に県庁を訪れ、大会の結果を一見勝之知事に報告した。
選手権大会の女子シングルスと女子ダブルスで優勝し、ミックスダブルスでは3位に入った。女子ダブルスでの優勝は、2019年の前回に続いて、2大会連続。昨年10月に開かれた団体戦の世界選手権でも優勝を果たした。
菰方選手の聴覚障害は生まれつきで、普段は補聴器をつけて生活。だがデフテニスでは装着が認められていないため、相手の打音が聞こえずに判断が遅れてしまうといい、「目が頼り。集中力を高めている」と話す。
選手権大会の決勝では39度の高熱に苦しんだが、「集中し過ぎて忘れていた」。女子シングルスでベスト16に終わった前大会の悔しさを胸に今大会に臨んだといい、「良い結果になった」と喜んだ。
2025年には、国際総合スポーツ競技大会「デフリンピック」が日本で初開催される。菰方選手は出場を見据え、「そこでも優勝できるようにこれからも頑張っていきたい」と話した。(横田浩熙)
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