日本経済新聞から
11月4日付け日本経済新聞の記事を引用、紹介しますね。
JR上野駅、ホームの音を視覚で表現 聴覚障害者に反響
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF040H60U2A101C2000000/
発車のベルやアナウンス、近づく電車といった騒音など、駅のホームにはさまざまな音があふれている。その音を文字や手話で可視化し、駅を利用する聴覚障害者らの安全性や利便性の向上を目指した試みが行われている。利用者からは「どんな音なのか初めて知った」と評判も上々だ。
「ビュウウウウウウン」。電車が近づいてくると、アニメーション風の太い文字が躍るように画面上に表示された。停車直前には「キュー!!!」。か細い文字が、振り子のように揺れた。
JR上野駅の京浜東北線・山手線ホーム。清涼飲料水の自動販売機の上に表示装置「エキマトペ」が設置されている。オノマトペ(擬態語、擬音語)にちなみ名付けた。音の情報を、聴覚障害者に視覚的に届ける実証実験の装置だ。
開発した富士通によると、ホームに混在する電車などの音を人工知能(AI)が瞬時に識別して表示している。駅員のアナウンスは文字に加えて、手話の動画でも伝える。運休や遅延の際には、専用マイクで話した内容が、文字で表示される。
発想のきっかけは、ろう学校の子どもたちだった。電車での通学について意見を募ると「電車が近づいてきたのに気付かず怖かった」「手話通訳があると分かりやすい」などの声が上がった。
プロジェクトリーダーを務めた富士通の本多達也さんによると、障害がある人に正確な情報を伝えるだけではなく、聞こえる人にも楽しいと感じてもらえることを意識した。「聞こえない人はどんなことに困っているのか。思いをはせてもらい、少しでも優しくなれる社会になればうれしい」と話す。
思わぬ反響もあった。9月上旬にツイッターに投稿された漫画「正解の音たち」は、重度の難聴がある女性がエキマトペに出合った時の驚きの気持ちを描いたものだ。
作者のうさささんは、補聴器を通じて聞こえるかすかな音を手がかりに日常生活を送る。ホーム上にあふれる決して知ることのなかった音に触れた時、聞こえる人と「とても近い形でここに立っている」と喜びをかみしめた。「エキマトペの存在を少しでも多くの人に知ってほしい」。そう漫画に思いを込めたという。
これまで付いた「いいね」は計18万回以上。「もっと広まってほしい」「自分も人を助けるものを開発したい」といった声が続々と寄せられた。
実証実験は12月に終了する予定だ。本多さんは「実用化を目指して各地の駅に設置することや、空港に置く『ソラマトペ』のようなアイデアも検討したい」と展望している。〔共同〕
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