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2017-03-01

聴導犬、広まらぬ理解 同伴拒否減らず

今日の中日新聞朝刊に大きく取り上げられていたので、紹介するね。
まだまだ知られてないが、三重県も聴導犬ユーザーが増えて欲しいですね。
 盲導犬は広く知られるようになったが、聴導犬はどうだろうか。聴覚に障害のある人に、必要な音を知らせる訓練を受けた犬だ。二〇〇二年施行の身体障害者補助犬法により、聴導犬も法的に補助犬として位置付けられているが、十年以上たっても、商店や病院などで同伴を拒否されるケースが後を絶たない。「同伴拒否は障害者差別と等しい」と利用者は憤る。
◆正式な補助犬
 キッチンタイマーが音をたてると、「あみのすけ」が耳をそばだてた。音源を確認した後、東彩(あずまあや)さん(46)=埼玉県所沢市=に駆け寄り、前脚を「タッチ」してタイマーが鳴っていることを知らせた。あみのすけは十歳、雄、雑種の聴導犬だ。
 東さんには生まれたときから「感音性難聴」の障害があり、補聴器を着けてもほとんど音が聞こえない。「一人暮らしのころ、隣の家が火事で全焼しても気付かずに寝ていたことがありました」。日ごろは、話す人の口の形を見たり、筆談や手話をしたりしてコミュニケーションを取る。記者の取材には手話通訳者を介して答えた。
 あみのすけと出会ったのは九年前。関西地方から埼玉県に引っ越し、環境ががらりと変わったときだった。「宅配便の音が聞こえず、再配達票が何枚も入ってしまう。配達を待っていると、とても緊張し精神的にも疲れていた」
 あみのすけは、NPO法人「聴導犬普及協会(現在は一般社団法人・日本聴導犬推進協会)」(埼玉県)で訓練を受けた。玄関のチャイムや電子レンジ、洗濯機、目覚まし時計、やかんのお湯が沸く音、スマートフォンのメールの着信音、娘(4つ)の泣き声など二十種類以上の音に反応する。「必要な音が分かるので、家では補聴器を外してリラックスできるようになった」
◆障害の周知に
 外出時には目の合図で、車のクラクションや走行音を知らせてくれる。あみのすけは「聴導犬」と書かれたケープ(外衣)を着けており、一緒にいて耳の障害が周囲に分かる効果も大きい。電車が止まったとき、車内放送の内容を近くの人がメモやスマホで伝えてくれた。「あみ、がいるからです」
 以前、気にしなかった音の存在にも、気付かされた。鳥のさえずりや虫の声、花火の音がすると、あみのすけは、じーっとその方向を見る。世界がとても広がった。「雨が降ると『洗濯物がぬれちゃうよ』と教えてくれる。以前は『友達』や『相棒』と言っていたが、もっと深くて重い存在になっています」
 もはや東さんにとって欠かせない存在だが、外出時の問題がある。施設内への「同伴拒否」だ。
 一昨年六月に埼玉県内の検診専門のクリニックを予約しようとした際、あみのすけは屋外で待つように求めるファクスが届いた。勝手に歩き回らず、いすの下の小さなスペースで待てると伝えたが、「犬と一緒に入る条件がたくさん書いてある同意書がファクスされてきた。結局、別のクリニックに行きました」。
 聴導犬はむやみにほえないように、指示があるときしか排せつしないように訓練されている。定期的にブラッシング、シャンプーをし、予防接種や定期検診も受け、厚生労働省の指定法人の認定を受けている。
 なのに、ファミリーレストランなど飲食店でも、あみのすけと一緒の入店を断られることが多い。近所では、受け入れてくれる店も出てきたが、「もう少し、補助犬のことを知ってほしい。あみは自分の身体の一部なんです」と訴える。
◆ペットと誤解
 NPO法人「日本補助犬情報センター」(横浜市)が一五年に盲導犬、介助犬、聴導犬を利用する人にアンケートをしたところ、過去五年間に不特定多数が利用する施設で同伴を拒否された経験のある人が、四十七人のうち三十一人(66%)いた。そのうち、聴導犬は九人のうち七人(78%)で、医療機関や飲食店、宿泊施設で拒否されたという。
 一五年十月、大阪市内の阪急百貨店で、女性らが喫茶店二店で続けて聴導犬と一緒の入店を断られた。当日は補助犬啓発イベントが開かれた後だったが、「アルバイトの店員が、動物の入店はすべてお断りすると認識していた。教育できていなかった」と広報担当者は説明した。後に、謝罪したという。
 実は、阪急百貨店は一九九九年から聴導犬を受け入れることを表明している。他に比べれば理解ある店なのだが、それでも、同伴拒否が起きてしまった。
 日本聴導犬推進協会の秋葉圭太郎さんは「今でも喫茶店や飲食店での同伴拒否は日常的です。補助犬法が施行されたころは、マスコミなどに取り上げられて知る人もいたが、最近は知らない人が増えている」と話す。
 特に、聴導犬を知らない人は多い。「補助犬というと盲導犬をイメージする人が多く、聴導犬は認定証を着けていてもペットと間違われてしまう」という。
◆実働まだ67匹
 広報活動の問題もあるが、認知度の低さは、聴導犬の数が少ないからでもある。厚労省によると、二月一日現在、全国の聴導犬の実働数は六十七匹で、盲導犬の九百六十六匹の一割未満。日本補助犬情報センターの橋爪智子事務局長は「盲導犬は七十年の歴史があるが、聴導犬と介助犬は補助犬法ができた二〇〇二年からなので」と話した。
 「盲導犬は昔からラブラドルレトリバーなどが使われ、適性がある確率が高い犬から選んで訓練している。聴導犬は日本でも外国でも、ほとんどは愛護センターなどで保護された犬から選ばれる」。認知度以外でも両者には違いがあるわけだ。
 阪急百貨店は一五年の同伴拒否の後、従業員を再教育した。店の入り口の「ほじょ犬」のステッカーだけでなく、店内のカフェやレストラン前にも聴導犬、盲導犬、介助犬を受け入れていることを表示した。
 だが、そうした例は少数で、受け入れの動きはなかなか広がらない。医療機関の同伴拒否も多い。厚労省は一四年に医療機関向けのリーフレットを作製したが、あまり効果は上がっていない。
 橋爪氏は「十四年間、頑張ってきたが、どうしてこんなに広がらないんだろうと正直言って壁にぶつかっている」と言う。足りないのは、障害者に対する理解。また、差別の解消だと説く。「昨年も、居酒屋を予約した聴覚障害者が入店を断られたことが話題になった。手話を話せる店員がいないということだったが、メニューを指させば済むことだ」
 橋爪氏は、二〇年東京五輪・パラリンピック開催に向けて、障害者を見る目が変わることに期待する。
 「補助犬を使っている障害者、そうでない障害者などいろいろなサポートを必要としている人がいることを広めたい。障害者がいるのが当たり前の社会になれば、補助犬は自然についてくると思う」
 (橋本誠)

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