高知市から
1月18日付け高知新聞より。
手話言語条例の制定へ高知市の学習フォーラムで体験を紹介
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聴覚障害のある人が手話で暮らしやすい社会をつくる高知市の「手話言語条例」制定に向け、高知市塩田町の高知市保健福祉センターで17日、学習フォーラムが開かれた。3月制定を目指す高知市の職員が条例案を説明したほか、当事者や関係者が経験を基に思いを訴えた。
主催した高知県聴覚障害者協会の竹島春美会長は、参加者約120人を前に病院などでつらい思いをした会員の体験を紹介した。
2015年、高知県内の病院に入院した会員は「酸素マスクのひもがこすれて痛い」と病院側に伝えようとしたが、伝わらなかった。マスクを何度も外そうとしたため、通訳者が行くまで両腕を縛られていたという。
竹島さん自身は子どものころから偏見に苦しみ、「聞こえる人の中に1人で入ると嫌なことを嫌と言えない。気持ちを抑えるように生きていた」とし、「手話は気持ちを通わせ、人として誇りを持って生きていくのに大切なもの。これからの子どもが『手話で自由に話していいんだ』と思える社会になってほしい」と手話で呼び掛けた。
岡﨑誠也市長は「東日本大震災では障害のある人と避難所で意思疎通できない問題もあった。地震に備えるためにも高知市職員のほか、町内会や自主防災組織のメンバーにも手話の研修を行いたい」との考えを述べた。
手話言語条例案は、手話の理解と普及を目指し、手話を使いやすい環境の整備と施策を市の責務と規定。事業者に利用しやすいサービスを促し、市民にも理解を求める。国連や障害者基本法が手話を「言語」と位置付けたことを機に広まり、2015年12月で3県29市町が制定している。
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